プレミアムキャットフードの正規輸入品と並行輸入品の違い、見分け方を知ろう!
プレミアムフードには正規輸入品と並行輸入品があるのをご存知ですか?プレミアムフードはペットフードの安全性に関する基準が厳しい海外製が多いのですが、問題となるのが「正規輸入品」と「並行輸入品」。そもそもこの二つの違いって?並行輸入品のメリットとリスク、正規輸入品との見分け方について紹介したいと思います。
そもそも正規輸入品って?
まずは基本となる正規輸入品についてご紹介していきますね。
製造国(原産国)から日本にフードが運ばれてくるまで
フランス、イタリア、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、シンガポール、オーストラリアなど、各メーカーの製造国から日本までは船を使って運ばれてきます。この時、メーカーと日本の正規輸入代理店の間では最短で安全な航路と、輸送時の空調管理などの徹底的な品質管理が行われます。尚、メーカーによっては日本用のパッケージとして日本語表記だけでなく、海外輸送や日本の気候でも品質が変わらないようオリジナルに作られている場合もあります。
そして日本に到着したら日本の輸入代理店による品質チェックと、空調管理のできている倉庫で管理されます。
それからねこハウス222のような正規販売店にやってくるのです。
正規輸入代理店と正規販売店
海外のプレミアムフードメーカーの正規輸入代理店は各ブランドに対して一つだけです。
さらに、ロイヤルカナンやニュートロのように全世界で販売されているようなBigブランドのフードメーカーは日本支店があります。ねこハウス222のようなプレミアムキャットフード 専門店は正規代理店やBigブランドの日本支店からフード販売の契約をして正規販売店として安全なキャットフードを販売しています。
では並行輸入品とは?
今回のテーマの本題ですね。並行輸入品とは簡単に言うと、正規輸入代理店から輸入されていないプレミアムフードです。
現地で直接買い付けたフードを独自のルートで日本へ輸送して販売を行います。プレミアムフードのブランドは同じだしフードの中身も同じだから問題ないのでは?と思う方もいるかと思いますが、そこには色々とリスクもあるのです。
輸送時の品質管理のリスク
船で輸送されるのは正規輸入品と同じですが、一般的にはコストのかかる食品の専用コンテナは使わず、一般貨物として他の商品と混載して運ばれます。更に、各国の港へ寄港しながらの輸送となりますので正規輸入品の最短日数と比べると日本到着までにだいぶ時間がかかります。ということは、長期にわたる船での輸送期間中、温度管理がない状況での輸送となるわけです。どうしてもフードの劣化のリスクがあります。
メーカー保証は受けられないリスク
当然、メーカーが管理していないルートで輸入された商品にはメーカーからの保証がないのが通常です。正規輸入代理店ルートで輸入管理されていない場合、商品の問題の原因が生産過程での問題なのか、輸送時の問題なのか、管理状態での問題なのか、の判断がつかないからです。そもそも、正規輸入代理店以外輸入品はの日本販売用になっていないからです。
並行輸入品のメリット
並行輸入品にはメリットもあります。料金が正規輸入品よりも安いと言う事です。正規輸入品はこれまでに説明したように日本に輸入されるまでの輸送コストがかかっており、料金もブランド価格を守るために定価販売となります。一方並行輸入品は販売者の自由な価格で設定でき、正規輸入代理店経由の商品より激安で購入することができます。
正規輸入品と並行輸入品の見分け方
これはとても簡単です。正規輸入品はパッケージが日本語です。そして輸入者(=正規輸入代理店)の会社名が明記されています。一方並行輸入品のほとんどの商品はパッケージに書かれている表記が日本語以外になっています。日本語による商品説明はシールが貼ってあります。一部、アルモネイチャーやアーテミス 、リリーズキッチンなど、正規輸入品でも日本語表記がシールになっている商品もありますがこの場合、正規輸入代理店の会社名の表記が必ずあります。
まとめ「猫は自分でフードを選べない」
並行輸入品は価格が魅力的ではありますがリスクもあります。猫のフードは全て猫飼いさんが決めるものです。家族である猫にせっかくプレミアムなフードを用意するのであれば、少しでも安いものを、ではなく少しでも安全なものを、にしないと本末転倒になってしまう気がします。
少しでも猫飼いさんのお役に立てましたら幸いです。
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